【大学受験】共通テストの英語は驚愕の文章量

2021年01月20日

こんにちは!トライプラスおゆみ野校の雨宮です。

今年から始まりました、センター試験に代わる、共通テスト!!

 

英語がすごいです。すごく変わることは予想されましたが、文章量が膨大になりました・・・。

 

 

今回は英語のリーディングの総評とアドバイスです!

共通テスト 英語リーディング:総評

驚愕の文章量

初めての共通テストですが、その総評は、「文章量」という一言に尽きます。

 

これまでのセンター試験の筆記試験では、約4,200語の語数でした。2010年は約3,600でしたが、その後10年間、4,200語、4,300語を超える語数が出題されています。

 

それが今回の共通テストでは、約5,500語。

 

試験時間が同じにも関わらず、去年から1,200語も増加し、文章量は約1.3倍となりました。

 

センター試験ですら「時間との勝負」と言われていた英語の筆記試験ですが、約1.3倍という驚愕の文章量となりました。

 

大量の英文を短時間で読む、時間との勝負

ネットでは、「量がエグい」「全然読み終わらなかった」という声が多く上がっています。

新傾向の設問

共通テストになり、新傾向の設問も多くありました。

 

複数の資料や文章を見比べて答える問題や、プレゼンテーションの穴埋め、時系列順の並べ替えなどが新傾向の問題です。

 

ただ、事前に行われた試行調査でも、同様の形式の出題があったため、「文章読解そのもの」がしっかりとできていれば、傾向の変化の影響は大きくないと思います。

 

図表、資料の読み取り

問題傾向で大きく変化した点として、図表や資料の読み取りをする問題が激増したことが挙げられます。

 

センター試験では、大問4の図表やチラシの2つの文章でしか出題されていませんでしたが、共通テストでは、全部で7つの文章で図表が使われていました。

 

また、メールの文面など、対話・コミュニケーションを意識した場面設定も多くありました。

単語・英文の難易度

文章に使われている単語や文構造、英文の難易度は、センター試験とあまり変わっていないと思います。

 

ターゲット1900やシステム英単語をしっかり覚えていれば十分対応できるくらいの難易度ですね。

 

かえって単語のレベルは下がったと感じる人もいるかと思います。

 

文法・語法の知識や論理性が必要な大問2がなくなり、替わりの大問12は、平易な文が多かったからです。

 

大学入試改革の経緯・ねらい

文科省の定める作問方針

作問方針では、教科を問わず、

 

『⾼校での「主体的・対話的で深い学び」の実現に向け、授業の場⾯、社会⽣活や⽇常⽣活から課題を⾒つけ解決する場⾯、資料やデータ等を元に考察する場⾯など、学習の過程を意識した問題の場⾯設定を重視する。』

 

というように記載されています。

 

具体的には、社会生活や日常生活と絡めた設問や、資料の読み取りを行う設問をたくさん出す、ということです。

 

そのため、共通テストの大問5のように、プレゼンテーションに無理に繋げているような設問も見られました。

 

4技能重視のはずが…

共通テストではすべての大問が読解問題となりましたが、これはそもそも、民間の英語資格試験を実施することを前提として設計されたものでした。

 

センター試験は「読む」「聞く」の2技能のみ測定していて、50万人以上が同時に受ける試験で4技能を測定するのは不可能なので、民間の英語資格試験を導入することになったのです。

 

民間の英語資格試験では、スピーキング試験を行うので、共通テストは「読む」「聞く」に特化することになりました。

 

具体的には、「話す」要素である、発音問題の大問1と、「書く」要素である、文法問題の大問2の内容を読解問題に変えたのです。

 

民間の英語資格試験は導入見送り

ご存知の通り、2019年の秋頃に共通テストでの民間の英語資格試験導入は見送ることが決まりました。

 

民間の英語資格試験を前提とした問題設計にも関わらず、導入しないことになってしまったのです。

 

そしてこの共通テストの「文章量」。

 

共通テストにおいては、英語は4技能ではなく、「リーディング超特化」の教科となりました。

来年度以降のアドバイス

なんと言っても読解

上記のように、共通テストに変わって英文の文章量が激増しました。

 

「リーディング超特化」の試験となり、非常に高いレベルの速読力・即解力・情報処理能力が求められるようになりました。

 

そのため、言うまでもなく読解問題の対策が必要です。

 

これまで、当塾では、9月から1月までの5ヶ月間で、5冊くらいの読解の問題集を進めるように指導してきました。しかし、共通テストの文章量では、さらに多くの練習をすべきだと思います。

 

大量の文章の読解練習が必要

読解は大事。だがその前に

読解演習は非常に重要です。しかし、英文を読むためには単語や文法力も不可欠です。

 

読解問題に多くの時間を割くべきですが、その前に文法が備わっていなければ読解問題は解けません。つまり、読解問題に多くの時間を割くのではなく、英語の学習そのものの時間を早い段階で増やし、英文法を完成させる必要があるのです。

 

来年度以降に受験する方は、理想は4月、遅くとも6月までに文法は完成していなければいけません。

 

共通テストを使うかどうか

国公立大学を志望している場合、共通テストは必ず受験が必要です。しかし、私立大学志望であれば、そうではありません。

 

共通テスト利用入試は便利な制度ではありますが、共通テストになったことで、私立大学の問題傾向からは、大きく離れることになってしまいました。

 

私立大学は文法問題も重要で、共通テストほどの文量を速読する必要がないのです。

 

そうなると、私立大学志望の生徒は、「共通テストを使わない」ということも一つの選択肢です。受験校の幅は狭くなりますが、受験勉強を効率化することができます。

 

このように、戦略的に考えることは非常に重要なことです。

 

まとめ

共通テストの英語リーディングに関して、総評をまとめました。

 

共通テストは「文章量」が大幅に増加し、「リーディング超特化」となりました。