大学入試制度@おゆみ野・鎌取駅前・ちはら台校

2020年02月27日

こんにちは!トライプラス鎌取駅前校の駒野です。

来年度より、センター試験の後継である「大学入学共通テスト」が実施されます。
大学入試センターの発表では、以前から言われている通り、民間の英語資格試験や記述式の導入が延期となり、当初の大学入試改革からはだいぶ離れた形となりました。
しかし、作問方針が変わったことで、センター試験とは異なる点が多くあるので、それらをまとめてお知らせします。
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2020年度入試 大学入学共通テスト

試験日:2021116日(土)、17日(日)

試験場所:全国の大学等の会場

試験科目:国語、数学A、数学、数学B、数学、英語(リスニングを含む)、 日本史B、日本史A、世界史B、世界史A、地理B、地理A、政治経済、倫理、倫理・政治経済、現代社会、物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎、物理、化学、生物、地学

工業数学やその他の外国語も選択可能だが、少例なのでここでは省略

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センター試験と同じ点

大学入学共通テストはセンター試験を引き継いでいます。

・1月中旬に2日間で行う

・全国の大学等を試験会場とする

という2点は、センター試験と同様の仕組みです。

また、実施される科目もセンター試験と同様です。

日程・時程はまだ発表されていませんが、おそらくこれまでのセンター試験と同様、1日目に社会、国語、英語の3教科、2日目に理科基礎、数学、理科の2教科を実施すると思います。

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大学入試改革の一つの柱として、共通テストの記述式導入が考えられていましたが、2021年度からの大学入学共通テストには、導入されないことになりました。

これまでのセンター試験と同様、どの教科もマークシート式で実施されます。
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センター試験からの変更点

それでは、ここからセンター試験から変更された点を中心に、各教科の概要について書きます。

大問数:4題(現代文2題、古文1題、漢文1題)

試験時間:80

出題内容:評論、小説、実用文、古文、漢文

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先日発表された内容としては、ほとんどセンター試験と変わらない形となりました。

試験時間も、センター試験と同じ80分のままです。

秋の時点では、記述式が導入されることで100分に延長されることになっていましたが、そちらも撤回されたようです。

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センター試験と大きく変わる点が実用文の出題です。

これまでのセンター試験では、大問1で評論、大問2で小説、大問3で古文、大問4で漢文が出題されていました。
3年前から行われている試行テストでは、これに加えて実用文が出題されています。
生徒会の規約や駐車場の契約書など、日常生活で使われる実用的な文章が出題範囲になっています。
さらに、大問が4つで、出題範囲が5つあるのは、1つの大問に2つの題材が出題される可能性があるということです。
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現在の高校1・2年生は、学校の学習指導要領で実用文が入っていないにもかかわらず、入試で出題されることになってしまいました。

共通テストでどの程度の分量になるかは未定ですが、実用文の読解についても慣れておく必要があるでしょう。

A大問数:5題  内、4題解答(数で2題必答、数Aで3題中2題選択)

B大問数:5題  内、4題解答(数で2題必答、数Bで3題中2題選択)

試験時間:数A 70分   数B 60

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数学の問題構成に変更はありません。

Aは大問が3題(確率、図形、整数)出題され、この内2題を選択する形式です。

Bも大問が3題(数列、ベクトル、確率統計)出題され、この内2題を選択する形式です。

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国語同様、記述式の導入によって変更が予定されていましたが、撤回されたようです。

ただし、数Aに関しては試験時間が10分延長され、70分となります。

従来のセンター試験では60分で、秋の時点では記述式導入に伴って70分になる予定でした。

それが、記述式の導入が延期になったにもかかわらず、試験時間は増えたままです。

これは、作問方針が影響しています。

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文科省からの発表では、「常の事象や、数学のよさを実感できる題材、教科書等では扱われていない数学の定理等を既知の知識等を活しながら導くことのできるような題材等」というふうになっています。

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試行テストでは、三角比の応用として階段の蹴上げと踏み面に関するものが出題されたり、太郎と花子の会話から設問に続くように出題されたりしていました。

日常の中の数学を題材にすると、必然的に文章量が多くなります。

施行テストでは、「文章量が多くて読むのに時間がかかる」「試験時間内に解き終わらない」といった声が挙がっていたため、その対応として、記述式がなくなっても時間が延長されたままなのだと思います。

試験時間:リーディング 80分  リスニング 30

配点  :リーディング 100点  リスニング 100

問題形式・傾向の変更としては、英語が一番大きく変わります。

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まずリーディングですが、こちらはセンター試験での筆記試験にあたります。

筆記試験では、大問1が発音・アクセント、大問2が文法、大問3~6が長文読解の設問でした。

共通テストの作問方針では、従来の大問1・2にあたる、発音、アクセント、文法の単独問題は出題されない、ということが発表されています。

すべて長文読解の大問になるということです。

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実際には、長文読解における内容把握や論理的な思考の部分で文法要素は必要なため、文法がまったくなくなるというわけではありません。

しかし、これまで61点分も出題されていたものがなくなるのは、大きな変更です。

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次にリスニング。こちらも問題形式の変更が予定されています。

これまでのセンター試験では、問題文はすべて2回ずつ読まれていました。

共通テストはそれが変更になり、1回しか読まれない設問が出題される、とのことです。

その問題数はまだ発表されていませんが、1回読みの対策が必要になってきます。

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そして、リーディング・リスニングの形式変更をまとめる形で変更されるのが、その配点です。

センター試験は、筆記試験200点、リスニング50点の配点でした。

配点比率は筆記:リスニング=4:1ですね。共通テストでは、リーディング100点、リスニング100点に変更されます。

配点比率は1:1となります。

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これは非常に大きな変化です。

配点比率で見れば、4:1が1:1に変更されるので、リスニングの配点が相対的に4倍になったわけです。

当然、受験勉強もこれまでよりリスニングに重点を置いたものに変更するべきでしょう。

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ただし、一つ重要な注意があります。

このリーディングとリスニングの配点比率は、各大学で変更してよい、ということになっています。

共通テストとしての点数はどちらも100点満点ですが、出願を受け付けた大学が傾斜配点を設定するということです。

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例えば、千葉大学では、リーディング160点、リスニング40点に換算する、ということがすでに発表されています。

配点比率は4:1なので、センター試験の配点比率と同じになったということですね。

目指す大学がどの配点比率にしているかによって、取るべき対策が変わるので注意が必要です。