子供の伸びる親のサポート 中編

2019年11月02日

傾聴の具体的な場面

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たくさんのやることを抱えている場合、それをひとつひとつ降ろしていくことで問題の解決の糸口になる。

子供が何について悩んでいるのか一つ一つ聴いてあげること。

コーチの方から答えを提示していくのではなく、何が気になっているのか、どのように感じているのかをきいていくような質問をしていく。


抱えているものをおろす

実際には見えない荷物が頭の中はいろいろとあります。

「やらなければならないこと」

「気になっていること」

「不安なこと」

「やりたいこと」

など抱えている荷物を下ろしていくことが「傾聴」のイメージです。

基本的には「聞く」ということで、どんなものが出てきたとしてもどんどん受け取っていって、

一緒にそれを検討や眺めたりしていくというのがコーチの役割です。

普段の会話ではなかなかそこまでうまくいかないことがあるかもしれません。

傾聴がうまくいくとき3つのポイントがあります。

なにかやりながら聞いてしまうことはないでしょうか。

忙しかったり、次のスケジュールもあり、決まった時間までに家を出ないといけない。

そんな時に話しかけられるとついつい違うことをしながら聞いてしまうことはないでしょうか。

しっかり荷物を受け取ろうという意識を自分が持った時はその話にだけ集中する。

目の前にいる子供に集中するということが大切です。

これは人の話を聞いていると、自分の考えが浮かび上がってくることがあります。

「良い」や「悪い」とか、「好き」や「嫌い」というように出てきたものです。

その判断をついつい相手に渡したくなってしまったり、あるいは判断しようとして話に集中できないことがあります。

「判断をわきに置く」ということは、そういった状態にするのではなく、

意見を一旦認めて、こういうこと私考えたよなといって、わきに置く。

そしてもう一度話に集中するということです。

相手が黙り込んでしまったときに、なんとか相手に話をさせなければならないと思ってしまいます。

ずっと相手が黙っているとき質問を畳みかけたり、選択肢を提示したりするのではなく、

沈黙している間に相手に何か変化が起きた時に、それを「待つ」「大切にする」ということです。

傾聴できているときの3つの要素です。

テーマ~私の好きなもの~

・聴き手は引き続き開いた状態で話を聞いていく

・その時におこる自分の中の判断をおもしろがりながらきく

・その判断は一旦脇にを置いて手ぶらな状態で聞くようにする

話を聞くときはすごく盛り上がります。

弊害としては「自分のことを考えてしまう」「わからないときに聞けない」状況です。

お子さんと話していて「わかる、わかる」というときは一生懸命に聞けるけれど、自分の意見と違うときには途端に聞けなくなってしまう。

判断が起きること自体は悪いことではありません。

しかし、例えばお子さんの志望校が学力とかなりギャップが大きいなと思うときに、じゃあ一番いい進学をするためにどうしたらいいだろうと考える。

そういったときに「ここにいったほうがいい」という指示や命令をするということも一つの選択肢です。

ただ、「聞く」「対話をする」ということも一つの選択肢だという風に考えたときには、こういう判断は一旦わきに置く。

「その高校に行きたいんだ」「それはなんでなの」「どういうところが好きなの」「今の成績についてどう思う」「そんな話をしてどんな気分になった?」
これが、「傾聴」判断をわきに置く状態です。

導入部分

うれしそうにしている生徒に理由を聞く先生。

算数がよくできてほめられて嬉しがる生徒。他の科目も頑張ると前向きな生徒。

何の科目を頑張るのかを聞く先生。

社会と答える生徒

case1

先生から見ると国語を頑張らせたいため、国語をやるように誘導していくが生徒のやる気はだんだんしぼんでいってしまう。

case2

・社会と答えた生徒に対して、「国語は?」と思っても口にはせず社会をやる理由を聞く

・生徒も理由を話していくうちに国語への課題意識もあり、いつも後回しにしてしまう国語も得意になりたいという。

・先生は国語ができるようになった自分を想像させて、何をやってそうなったかを聞いていく。

・生徒は何をして得意になったかを考えていくうちに気持ちが前向きになり、国語の勉強を始めていくことを自分から決めていく

まず、相手が抱えていることを全部出してみてからの提案をおすすめします。

話を聞いている最中は出てきたものを一旦わきに置く。

相手が手ぶらになって話すことがなくなった、受け取れるようになったときに「こう思うよ」っていうのを提案する。

たくさん抱えている状況だと、これを中々受け取れないので、そのことをおすすめします。

父と子のやり取りのアニメーション

case1

将来の夢を聞く父に対して、いろいろと悩む子供。

考えている子供の沈黙が待てずについ口をはさんでしまう父

考えている途中で遮られてもういいと言って去ってしまう子供

 

case2

case1と違い子供が話始めるまで待つ父

そこで「世界で活躍できる人になりたいという」夢が見つかった子供

黙っている間にも考えたり、思い巡らせたり、いろいろなことを感じたりします。

そこを邪魔しないで待ってあげる。永遠に待てるわけではありませんが、十分に待ってあげるというのはすごく効果的だと思います。