子供の伸びる親のサポート 後編

2019年11月10日

「傾聴」「質問」「承認」

傾聴を中心にお話ししていますが、教育コーチは「傾聴」「質問」「承認」をします。

これはバラバラにするのではなく、それぞれ相互に作用しています。

一生懸命聞けば聞くほど承認を感じます。質問をしなくても話し出します。

承認を届ければ聞いてもらっているなと実感が湧き、承認を届ければ質問をたくさんしなくても自分から話をしてくれる。

質問が相手の心に届けば傾聴してもらっているなと感じると

「この話していいんだな」

「これでいいんだな」

と承認を感じます。3つが相互に作用しながら、コーチは指導をします。

承認とは

今日は承認もお伝えしようと思います。

お父さんお母さんが傾聴することによって、承認・質問することによってお子さんが話をして、気付き、安心感が傾聴の効果がおきます。

傾聴の「聴す」で「ゆるす」と読みます。

そこにいていいよ、あなたそこにいていいよ。そのままでいいよということです。

話を聞くにもいろいろあります。

尋問するとか問い詰める、問いただす、っていうのもあります。

承認を4つのカテゴリーに分けると、次のようになります。

 

「褒める」

「褒めない」

「評価する」

「事実を伝える」

私がよく使うのは「youの褒め」という風に呼ばれる。

「すごいね」「がんばったね」「かしこいね」「いいこだね」「よくやったね」

これはすごく届けやすいというか口からつい出てくる言葉なのです。

これとは違うのが「Iの褒め」これは評価するのではなく事実を伝える。そして主語が「I」(私)です。

「うれしいな」「感激したよ」「びっくりしたよ」「感心したよ」「幸せ」「大好き」「楽しいよ」っていうのが「Iの褒め」。

そして、「褒めない・評価」=認めないってことですね。

「それがどうしたの」「そんなことできて当たり前」「そんなことで喜んでちゃダメ」「何調子に乗ってるの」「お兄ちゃんならもっとできなきゃ」「話にならない」

自分の価値の中で認められないとき、これもつい言っちゃうと思います。

次は「褒めない・事実」フィードバックと言います。これはただ事実を伝える。

「一人で起きたね」「70点だったね」「2時間机に向かったね」「部屋が片付いているね」

評価していないし、褒めてもいない。ただ事実を伝える・

どんな褒めがいい?

子供が一番うれしいのは「Iの褒め」です。

youの褒め」は届かないこともあります。

これは、自分自身がすごいと思っていないときなどです。

 

例えば「80点取ったんだ、すごいね」って親の立場からすると評価していますが、

「本当は90点取れたはずだったのに80点しか取れなかった」

「本当は違うのにな」

「本当は悔しいな」

「お父さんとお母さんちゃんと見てくれていないな」

と本人が思っているときに「youの褒め」は届きません。

 

評価っていうのは上の者が下の者にすることなので、特に思春期だと受け付けられないとかそういうのがあると思います。

事実を伝える「Iの褒め」っていうのは、こっちが感じたことを伝えるだけなので口説きやすいし伝わりやすいっていうところがあると思います。

 

フィードバックについては、褒められる状況ではないときにも使える。

承認として届くっていうのがすごくいいところで、「70点取ったね」っていうとき70点もでもなく70点しかでもなく、ただ事実を伝える。

もうそれだけで、見てくれているっていうのは伝わります。

私がよくやってしまいがちなことなんですが、「ケンカしないで偉かったね」や「片付けて偉かったね」など言ってしまうんです。褒めたいから。

しかし、「褒めないとやらない」や「お母さんが喜んでくれるからやる」っていう風にはなりかねないっていうリスクがあります。そのため、自分でも気を付けていかないといけないと思ってます。

承認のポイントとしては事実を見て、事実を伝える。

それから、結果承認ではなく未来承認。

「あなたならきっとできるよ」っていうのは未来についての承認です。

過去に起こったことっていうのは変えられません。

過去に起こったよからぬことや自分が取りたかった点数をとれなかったことに対しては、中々褒めることできないのです。

「次回何点取りたいと思ってる」っていう質問や「君だったら一生懸命努力できるって信じてるよ」というのは、未来承認。

まだ起きてないけどきっと起きるだろうって信頼してくれていることがパワーにつながるっていう承認です。

おうちに帰ってみてお子さんと話ししてみたいなっていう方もいれば、しばらく置いてみてから試してみようかなっていろんなことあると思います。

やらなければいけないと思うと重くなってしまいます。

やってみてもいいかなって、一分だけ家事を止めて聞いてみようって、そんな感じでいいと思います。

ずっと聞いていたら、子供は引いてほしい生き物だし、時間なくなってしまいます。

だから、「今は聞いてみよう」とか「今日は聞こう」とか決めてみるのもいいと思います。

おうちに帰って、お子さんにそれを続けてほしいと思います。

それぞれ個人に価値観が違って、この子育てが正しいとか間違ってるとかはないと思います。

たくさん子供の話聞いたほうがいいですよって私伝えてきていますが、今までやってこられた子育て間違っているっていうのは絶対ないと思っています。

お子さんを今日まで育てられてきたっていうことが、私は素晴らしいと思います。

死ぬかもしれないっていう瞬間が生まれてから今日までたくさんあったと思います。

それを乗り越えて、めでたく中学に入学されて、これから受験迎えられる、自分の子育てよかったよってお父さんお母さんに言って高校に進学してほしいと思います。

今日叱ってしまったとか怒鳴ってしまった、そういう日ってあります。

自分が抑えられない、そのまま怒りをぶつけてしまうことってあると思います。

それはそれでまた置いて、「今日も頑張ったよ」ってそしてまた新しい一日を迎えてください。

お子さんとどういう風に関わりたいか、こんな風に関わりたいなっていう関わりをまた次の日から始めればそれでいいかなって思います。